夢日記

巨大な円形施設は常に流れていて私は流れては消えていくものの狭間で常に歩き続けることを余儀なくされていた。

出し抜けに現れた老姉妹。背には高級なレストランを思わせる調度品と客達、ジャズ音楽。私は腹を空かしていたので、これ幸いと店のオーナーであろう老姉妹に話しかけてみた。二人は小さな声で顔を近づけあって親密そうに微笑を浮かべながら話している。
人あたりの良さそうな感じだ。
私「…………(夢の中につき私の発言は音にならない)」

老姉妹「ここは限りなくレストランの定を取っていますがあなたではない」
二人は私がここに来てこう言う事を予見していたかの様にゆっくりと私の全身を眺めて、最後には目を見合わせて口の中で互いに少し含み笑いをしてこう言ったのだった。
何とも妙な言葉遣いであったが、とにかくあっさり私は拒絶されてしまったという訳か。とにかく腹が減った。