3月18日 シ

そんな風に毎日は過ぎていった 3月 実家に帰る ひどい有様なのはもういい いざとなれば金さえ払えばこんな掃除なんて何とでもなる 家を早く探さないと 母と激しく口論をした後で私の冷酷な言葉で堰が崩れた ダメにしてしまった1日をどこに持っていけばいい …

僕らはどこに行くんだろう

実はもっと前からそれは絶えず続いていた そんな風にして君はダメにしてしまう 巷に流れるポップソングは呪いを和らげ君の復調への気づきを与えていたりする あの光の一つ一つにそれぞれの如何ともし難い地獄と呪いがある 2022年現在の日常も世界もシェイプ…

対談4

お前:今回からは中学生、高校生のより多感な時期の話を伺いたいのですが。 ひつじ:はい。そういう事ですね。 お前:よろしいですか? ひつじ:前回よりは実のあるものにしたいよ。 お前:そうですね。どんな中学生でしたか? ひつじ:僕の中学時代は前半と後半で…

末っ子

母親が会計をするのを横で黙ってみている兄。といってもかなり子供だ。弟の方はさらにガキでマイペースに色んな棚に目移りしながらようやくアイスコーナーに辿り着いた。 弟は欲しいものがやっと見つかったらしく、お菓子だのアイスだのと子供達が選んだ商品…

春の詩

朝から雨自室の小窓は天井と同じ高さについていて外の様子を教えるどうやら太陽を分厚い雨雲が隠しているそれでも日中とあって透かして通り抜けてくる光の粒と太陽の全とした在の強さで薄く明るい午前です目を覚ますとそれだけの事が白い天井の色を見ると分…

対談 3

ひつじ:56日前だよ。前回。しかも、その前回の締めが近況報告に終始してしまったから、次回は間を空けずにって終わってたのに、この体たらく。 お前:すいません。 ひつじ:ほぼ2ヶ月じゃないの。 お前:はい。しかし、叱責もそのくらいにしといて本題に行きま…

対談 その2

い:ご無沙汰しておりました、前回話が途中でしたね。 ひつじ:さっき見返したんだけど、途中だね。子供の頃に食らった理不尽なエロの話してた。 い:ああ、そうでした。エコエコアザラクでした。 …そうですね、ひつじさん、あれからほぼ2ヶ月が経ちますが、最…

クソケチャップ野郎

さっき配達をしていてマクドナルドを注文された方がチャットを送ってきてケチャップ2つでお願いしますと来たわけ。 まあ平日の昼過ぎにマクドナルドを出前する奴なんだからしょうがないと。uber配達員のガイドラインの禁止事項に抵触するから出来ない旨を伝…

対談

い:ひつじさんは92年生まれという事ですけど、所謂、z世代について何か思うところはありますか? ひつじ:自分の世代観みたいなものは何となくあるんですけど、自分が経験してきた感じ続けてきた気分みたいなものを言っている同世代の人は見かけないですね。 …

バイト

最近、バイトに行くのが鬱陶しい。やはり、カレンダー通りのシフトはしんどい。 工場で働くわけだから目元しか見えない制服を着てマスクもするわけで、ぱっと見じゃ誰だか分からないのは気に入っていたけど、やはり、こう、日にちが経つにつれ馴染みだす感じ…

10月11日

つい先日、職場復帰した事は話したとは思う。それで、骨折当初は労災で給料保証してもらいながら暫くは休めるからたくさん絵を描こうとか悠長に構えていたのだけど、あれからもうすぐ約2ヶ月が経ちそうで、そして、未だに労災決定通知は来ていない。 基本的…

夢日記

どこかの街の深夜の夜景。当然、眼下に夜景なのだが、見上げる空がある位置には何もない。ただ、都市の呼吸としての数多の光の明滅しか確認できない。だから、一般的な深夜の夜景とは言えない。聖書の最初の日のようなカオスに何故か、都市だけが存在してい…

10月4日

チョコレート工場でまた働く事になった。 今日は型流しというチョコレートの機械の先頭に立ってチョコレートショットが入る型をひたすら等間隔に流すだけという精神的にくる作業。足が棒になるし首もこる。そして、朝から日暮れまで、間に昼休憩があるにしろ…

10月1日

昨日はベッドで眠る事を諦めて巨大な作業机の下にヨガマット、の上にバスタオル4枚を敷いて眠った。身体が痛くて夜中に目を覚さないか心配だったが一度も睡眠は途切れる事なくめざめた。起きてみてからも身体の強ばりや痛みはなく、窮屈な格好で寝た割には快…

寝起き、北野武、黒岩あすかのアルバム

目覚ましをかける必要もなくたっぷり眠り、目を覚ますと昼を過ぎている。 完全に目が覚めるまでの余韻は、それは夢の由来なのか遠い昔に見た景色の中で僕が忘れてしまっていた、待ち人と再開できるみたいな感覚を覚える。ふと、泣きそうになる。 ドレスコー…

散文

目を覚ますと昼前で、既に定時で動いてる殆どの勤め人は家を出て電車に乗り午前の業務を終えて一息ついてたりする。幾つもの当たり前のルーティンワークの集積で平日の昼前の家の中は空き家感は相対的に形成され、外の空気は間延びしている。 昼休み。 僕も…

雑記

よく考えたら曜日感覚は勤め人だけが把握しておけばいいもので、僕のようなのっぺらぼうの日々をしてる人には必要のない概念だった。 29年前、僕はもう産まれていた。 何かを起こそうとか何としてでもやり遂げようとか、そんな気はないただの赤子だった。 自…

夢日記

最後の最後まで居残って嫌いな給食と向き合っていた夢を捕まえて、僕の意識はそれを、覚醒通りを走りながら再生していた。言うなればそんな感じの矢継ぎ早なちょっとした夢だった。 小学校の教室。僕が嫌いだったクラスメイトの若松くんが僕に凄んでこう言う…

最初の詩

いつかそんな日が来るように 僕は祈りを灯りと喩え 朝白いままで陽光を待ち受け 目を瞑り具にそれを観察する羊飼い ただ心は小さく喜びに震えている 地平線の隅から隅まで 月や星座とかつて親しく 風と木々には深々と辞儀を まだ彼らには何も伝わらなかった…

9月に入って

随分、間が空いたがお久しぶりだね。 これからはもう少し懇意にするからご容赦願いたい。 ミッドナイトゴスペルを観始めた事がまた日記を書こうと決めた直接の理由だ。エクスネケディのインスタの日記のようなものもそこに含まれる。 健康とはあるがままの現…

夢日記

ひどくリアルな夢をみた。 とある山を登っていた。しかし、そこは新手の新興宗教の活動拠点としていた山で、気づけば施設内に入り込んでしまっていた。 建物はバリのリゾート、セントレジスに近く、背の低い三角屋根の建物が円状に広がっており、半ば迷路の…

キラキラネームに思うこと。

先ず、この件で否定的な意見に一番多いのが子供がこの先、学校でいじめられるきっかけになるような名前を付けてしまう、そんな想像力もない親は云々。 僕なんかは平成4年生まれで多分に漏れず、当時人気だった名前の読みだけもらって候補を幾つか選定し、画…

下敷き・割れる・マスターベーション

小学校の時、下敷きの両端をそれぞれ一対の手の平で軽く押さえて、その力の微量さ加減でそれが上下して、ぽわんぽわんという不思議な音がする、更にそれがうまく行くと何回も続く、音も力加減で微妙に変化する、という遊びが流行っていたけれど、私は下敷き…

同族

・ベースを始めてどこかのバンドに入りたいと思ってandymori のコピーバンドがベース募集してたので、声をかけた。ドラムのやつがスタジオ入る前に顔合わせをしたいと言い出したのでこんな事で難色を示すのはどうかと思ったからその時はすんなり従った。当日…

夢日記

この街も変わらないなと僕が言うと そうじゃない キミが同じ場所にいて同じモノしか見ようとしないからそう思えるだけだ キミはあの頃から本当に何一つ変わってない と夢が言った

寝起き雑記

昨夜、夢を見て、何の誓約も無い新しい1日は全裸で道に横たわっている 陽だまりの中震えている 抱きしめる者はいない 誰にも合わせる顔がない気分が好きです 想いを馳せるのはいつもこんな 母が届けた食パンは4枚切りが8枚もあって 到底足から考えて食べ切れ…

自問自答1

容姿はきにする? a.対人関係の為だけに最低限の身だしなみは気をつけます。つまり、ファッションには余り興味がないです。服は消耗品、着潰す、履き潰すが基本です。 その一方で自分が今まで着た事がなかった種類の服や色合いのものを着る喜びは少なからず…

door to door

この世はおかしい 距離感がおかしい 戸建てに住んでる奴なんかよりも圧倒的に集合住宅、マンションに住んでる奴の方が多いわけで そうするとこんな薄っぺらな壁一枚挟んだくらいの事でメートルやセンチで換算してしまえば、とてつもなく近い距離に他人の生活…

雑記

厭世、ニヒリズム、メンタルヘルス 彼の語り口も論じ方も批判も信念も思想もこれら3つの要素で縫い閉じられている なんて小さくまとまった退屈な大人なんでしょう。私は軽蔑する。お前はただのゴミだ。マテリアルゴミだ。一切合切可燃ゴミだ。 星がみたい。…

快感の絶頂の揺り返しの最中も ナンセンスで飛び出して白昼暴かれてしまった内臓のそれも 同じ痙攣を起こす様は他所様の愛くるしい仔犬を見ている時と同じ気持ちだったりする 対象化してしまった事、醒めたままの視線が脳に何を伝達するのかは私の与り知らぬ