10月9日

目覚めたら感極まってる

どんな音楽を流しても宥める事しかできない

昨日はあんな決心したのに

今日は何もしたくないできそうにない

僕はいい加減だから僕の言葉を誰も信じてはいけない

それは僕だってとばっちりなんだから

ずっと

 

死ぬかもしれない

と考えたくても

ほんとは死は何に代替している?

その浮ついた脳はほんとは相手なしの右手と同じ回路の温度を据えて遣わす

 

この部屋での生活 僕はいないから

いつも外へ出る時は鍵はかけない

何なら開け放っておくべきだ

帰ってきて河原乞食や野良猫やコソ泥共がいたら一緒に君たちは物好きだといって笑いながら酒でも交わそう

 

似た何もしないひどい一日が続いても

すごいや、ギターは鳴ってる

鳴っていたのがどこかは忘れたけど

そこにいた感じ もうこんなに薄まっちまって

これでもこれしかないんだ

ほんとはもう気付いてる

 

悲しいや虚しいや切ないや愛くるしいや美しいや優しいや

手を伸ばせたらいい

手を叩かれても初々しくキスされるよりはずっといいね

 

まだ何も決まってない 決めない

散歩はずっとそんなままゆける

景色は変わる 風は産まれたあの時から変わっていないから人生は切ない

 

知らない街を歩くとそこに僕の知らない人々の暮らしが当たり前にある

うちの街の昼下がりと同じようにそこにも同じ顔したやつがいる

だからいつも思うんだ

みんな定住なんかしていないぼくら流浪の民だって