あの個人的な丘の上で鈍く光る星を探していた事は街に入ると忘れてしまう 夜は主人をなくした馬の手綱のよう 五臓六腑のせめぎあいで吐き出た この生温かい息が遥か冬の夜空の先 宇宙のブリキまで暴いていく 風の遠縁感 母の玉砕感 愛は空き家 包丁は切れな…
ダムに沈んだ街を歩く 僕らは心霊スポットと知らされず 友人の一人の女の子の案内でそこまで来ていた 沈んだ街の側溝や路地にはたくさんのお地蔵さんや人形があった 階段を使ってずんずん下まで降りると一軒の戸建てを残して先はダムになっている ダムという…
目覚めたら感極まってる どんな音楽を流しても宥める事しかできない 昨日はあんな決心したのに 今日は何もしたくないできそうにない 僕はいい加減だから僕の言葉を誰も信じてはいけない それは僕だってとばっちりなんだから ずっと 死ぬかもしれない と考え…
a. 私、ディズニーランドと同じくらいラブホテルが好きなの。 b.ディズニーランドは行った事ないなあ。 a.私は小さい頃からディズニーのビデオを幾つか見ていて、いざ物語の舞台装置が目の前に現れた時、洗脳は完成してしまったの。 b.園内には子供にしかキ…
風が絶えず吹いている 小さく 私は高くなった秋の空を見上げながら些か高くなりすぎたと思っている 昼を過ぎて日暮れまでもまだ少し、といった時分に鈍く輝く月が、また身じろぎ一つしない巨大なスケールの雲らが流浪の民であれと言う またそれらの事は私た…
大好きだった本がろくに読めなくなってしまった。僕は物語のある本しか読まない。それはいつも僕の知らない(だけど知っていたという)遠い場所に連れて行ってもらうためだった。 今ではくだらない現実の中で時間は馬鹿みたいにあっという間に後ろに流れていく…
・昨日殴られた事があった縁にさっき(am2.49分)雨音に意識を集中していたら鼻血が垂れてきた気がしたが昨日は誰とも会っていないはずだ ・これだけじゃパンチに欠けるって理由で蛇足的に物量に頼ってる時点でお前の脳はクリエイティブに向いてない ・考えな…
・今年の夏はいきなり只中に連れてこられたような印象だった ・耳はマスク掛け。鼻は蒸れるばかり。 ・「自分から連絡しておいてそれはないだろう」という聞き覚えのない恐らく50代の男性からの留守電が日毎入っている。(時刻はバラバラ) ・電柱、ビルの2階…
すごく仲のいい友達が一人できる。そしたら、その子だけで良かった。後は何もいらなかった。 だけど学生時代は当然そうは行かない。クラスはコミュニティだからそこにはヒエラルキーがあって、それだって実に脆弱で些細な理由で変化するものだったけど、それ…
ふきゃっっっ。ちょんこ、ぷんぱ。あ、あ、あ、あ、羅刹羅刹。りきへんだっへんで。るびりあんてさーだ。るびりあんてちゅーば。まったぴ るくる りりと あひさ りぼるまくれん、、、、げ!!ん!!!新左、玉座、詩歌、ラッタん子のマだ町のtop風まだ? 家…
実家、母と私。小さな斧を持った男。リビング。 男の身体は鍛え上げられ身長は高くはないが良く引き締まった身体つきで、彼が持っている小型の斧と同様に機能性に優れ無駄が見当たらない。 男はシリアルキラーであって、我々は軟禁されている。 我々はどうい…
いつも欲が多い方が敗者にさせられる 肉塊だ 口では言わない 女は門 門番は実は私だった 誰も触れさせてはくれない 僕が一番欲しかった直向きさ 唯一あります それは女性たちにおけるあれこれ 彼らと関わってる間だけ僕は許される そして常にそこで僕は理解…
横尾忠則さん髪がやたらと長く山奥の寺で修行を積んでいる 地面から空を見上げると何かが大きく口を待ち受けていたり 自分の顔が自分の目の前にあり黒い髪の毛はよく見るとミクロな自分の集合体だった
小学校の教室、いつかの席順。隣が大貫さん。僕は何故だが彼女と付き合っているという事になっている。その事で僕が大貫さんに話しかけたら近くにいた女子が冷やかしてきた。 僕は気にせず話を続けた。 机の中には今まで描いた具にもつかない絵が入っていて…
巨大な円形施設は常に流れていて私は流れては消えていくものの狭間で常に歩き続けることを余儀なくされていた。 出し抜けに現れた老姉妹。背には高級なレストランを思わせる調度品と客達、ジャズ音楽。私は腹を空かしていたので、これ幸いと店のオーナーであ…
幼稚園、小学校は幸い恵まれていてクラスにいじめもスクールカーストも無かったので楽しい日々を送っていた。 中学。この頃両親の不仲がピークを迎えており、ある日居間で二人は大喧嘩をした。たまたま二階の自室に居合わせていた私が激化していく二人の喧嘩…
丸くて温かいものに男は取り憑かれている 母の胎内からやってきた 外にきてからもしばらくは母の腕の中で乳を吸っていた 男は愛を知らない 本当の意味で愛を知らない 女が持ってるそれが本物だ 言うならばオリジナルとプロトタイプ 僕らは女から与えられた母…
昨日、街に出た 日は高く雲など見当たらない、真っ青のパーマネント 街に出たからには自分の部屋のドアに鍵をかけてきた あれ、どうだっけか いまいち自信がない 風の音を辿るとそれは全ての窓が開け放たれた私の家の中を吹き抜け続けるそれなのかもしれない…
端末を買い換えると同時に、はてなブログの登録情報も消えてしまった。今までネット上において私のIDとパスワードは(全然良くない事だが)一貫して同じものを使っていたのだが、それを試みてはじかれ、何ならそれに似たモノでも試したがダメで途方に暮れた。T…